わざとじゃなくてもごめんなさい
わざとじゃないから言えないんですよね~。
障がいの健常児も関係なく、これくらいの年齢のお子さんにはあるあるな事じゃないかなと思います。
遊びの延長だったり、遊びが盛り上がりついつい行き過ぎてしまったり。
悪気は無くて、それが楽しいと思ってやった事なのに・・・。
これはなかなか納得行かないですよね。
分かっているんです。先生が言わんとしている事、子ども達は。
分かっているんです、でも!!!!!と言うところなんだと思います。
そのような出来事が白石中央のお友達の中でも立て続けにありまして、どうしたらよいかなぁ・・・と考えていたところ、お友達の中に素晴らしい「わざとじゃないけどごめんなさいスペシャリスト」がいた事に気が付いたんです。
それが、K君5才です。
先日、いつものように車を乗り回し部屋を爆走していたところR先生に激突。「イタッ・・・」と言う間もなく「ごめんなさい!」とK君。その後も何度か(ちょっとわざとかしらと思うくらい)ぶつかっては
「ごめんなさい」「ごめんなさ~い!!」と謝るK君。その潔さに思わず「ごめんなさいのスペシャリスト!!!」と命名。
そして本日、そのスペシャリストによる「わざとじゃない時でもごめんなさい」SSTを開催しました。
KくんとI先生がキャッチボールをしている時にK君の投げたボールが先生に当たってしまうという場面設定で行いました。K君の投げたボールがI先生に当たり(わざとキャッチせず)「痛い」と倒れ込むと、直ぐに「ごめん!」とK君。
(これ、実は何の打ち合わせもせずに始めたんですよ。「K君ちょっとキャッチボールしよう」って。凄くないですか?)
そして、「なんで一緒に楽しく遊んでいたのに、I先生がボール取れなかっただけなのにごめんって言ったの?」と聞くと「だってI先生悲しそうな顔したから」と。
素晴らしい☆完璧な答え☆(これ本当に何の打ち合わせもなくですよ)
「そっか、わざとじゃなくても、こういう時はごめんねって言うんだね!ごめんねって言ってくれたから、いいよいいよ!大丈夫だよ!また遊ぼう!って気持ちになったよ」と伝えました。
そして、一人ずつ前に出てもらってこのやり取りを実践♪
先日まで「(わざとじゃないけど)ごめんなさい」が言えなかったお友達も大きな声で「ごめんね!」と言う事が出来ました。
えぇ~凄い!!!言えるんでしょ~!!!!とたくさんたくさん褒めました!
凄いと思います。本当に。確かにこれは設定された場面だからかもしれません。でも先ずは口に出して言う事がきっかけになればと思います。そして後は実践。このような場面に遭遇した時には「ほら!わざとじゃなくても言う言葉!」と声を掛けて(皆に褒められた事も思い出して)「ごめんね」が言えるようになるといいなと思います。
白石中央のスペシャリスト・K☆素晴らしいお手本をありがとう☆