あんあんclass白石中央ルーム

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☆自立に向けて☆

午前クラスのお友達も午後クラスのお友達も、基本的に自分の事は自分で出来るように取り組んでいます。また、自分で出来る事が1つでも増えるように取り組んでいます。

その1つが、来所後の片付け・準備です。自分で靴を脱いで靴箱に片付け、上着をフックに掛け、カバンから連絡ノートと給食セット(午後クラスのお友達はコップのみ)を袋から出してカゴに入れ、カバンを入れたカゴを棚にしまう。ここまでが一連の流れです。午前クラスのお友達は初めての経験する事なので、指導員が付いて声を掛けたり手を添えながら一緒に行います。午後クラスのお友達も、一人では難しいお友達は指導員と一緒に行いますが、基本は見守りで一人で取り組みます。午後クラスのお友達は幼稚園・保育園から来るので荷物がいっぱい!その中からクラスのノート・コップを出して、中には制服を着替えるお友達もいます。これが、なかなか大変!お家ではお母さんが手伝ってくれる事もあるでしょう、声も掛けてくれるでしょう。でもここでは全部自分でやらなければならないのです。アコーディオンカーテンの向こうではお友達の遊ぶ声がして、一緒に来所したお友達は話しかけてくるし、先生にお話したい事もあるし、等々、沢山の誘惑がある中で終わらせなければならないのです。

・・・うちの子出来ているのかしら・・・と、ちょっと不安になったお母さんはいませんか?あら・・・家じゃやってないわ・・・と、心配になったお母さんはいませんか?

安心して下さい。子ども達、自分でやろうと頑張っています!(完璧に出来た事だけを見る・褒めるのではなく、頑張る姿を評価し沢山褒めて下さい)

そのお手伝いをするアイテムがこちらです。↓

カバンを入れるカゴ、給食セットを出すカゴ、連絡ノートを出すカゴ、が写真や文字・絵で提示されています。

↑はY君専用お片付け棚。どこに何を片付ける(出す)のか明確にする事で、一人で最後まで行う事が出来るよう設置しました。

この、相手が理解しやすいように分かりやすく設定・提示すること、を「構造化」と言います。「構造化」と聞くと、難しそう・・・と思うかもしれませんが、そんなに難しく考える事はなくて「こしたらやりやすいな(わかりやすいな)」「この順番(手順)だとスムーズにいくな」と考えた事を視覚的に形にしたり設定する事が「構造化」になります。私達が生活する中でも沢山ありますよね!例えば、地下鉄。特に最近の大通り駅なんで、めちゃくちゃ構造化されています。凄いなぁ~。

では、なぜ構造化するのでしょう?

発達障がいのお子さんの中には言葉よりも視覚の方が強い・入りやすい(理解しやすい)事が多いです。言葉は消えてしまいます(忘れてしまう)が、形で提示すると消えないですよね。この視覚が強いという所を強みにして理解力をサポートしていきましょう、というところでもあります。

この場合の構造化は、自立を促すものです。自分で出来る事が増えれば、自立に繋がりますよね。そうやって、障がいがあるから出来ない、ではなく、障がいがあっても出来る事が沢山ある!を増やしていけたらな、と思っています(*´∀`*)

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