あんあんclass白石中央ルーム

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SST通信、NO.3です。

本当にそう思います。

全く同感でして、うんうん頷きながら原稿チェックしておりました。

まず、お子さんの健診でチェックされるのが「言葉」なんですよね。なので、1歳半健診の時に言語表出がないと、チェックが入るわけです。

子どもの発達を知る上で「言葉」は一番目に見えやすい部分ですよね。なので、白石中央への問い合わの9割は「言葉の遅れを指摘されて」「言葉の面が心配で」といった保護者の方がほとんどです。

でも実際のところ「言葉の遅れだけ」というお子さんは少ないです。正直ほとんどいません。

言葉以上に人との関わりの面での課題が大きかったり、ADHDの傾向が強かったり。またADHDの傾向があるお子さんは「人の話を聞く」「相手の話に集中する」事も総じて苦手なお子さんが多いので、「聞く」事が苦手であるという事は、どうしても「話す」事にも繋がりません。

発達障がいを考えた時「言葉の躓き」「対人面の偏り」「予測する(想像する)ことの困難さ」はセットになっている事が多いです。

「想像する事」が難しいから相手の気持ちを考える事が難しくて対人面に偏りが出てきてしまうんですよね。そして「言葉を伸ばす」ためには「人との関わり」が大事になります。

「言葉」は人とのコミュニケーション手段ですよね。いくら物の名称を沢山知っていても「コミュニケーション手段」としてその言葉を使う事が出来なければ、言葉の意味って何なのでしょう・・・。

という事でもあると思うんです。

「話せたら(喋れたら)いいですか?」と書いてありますが、本当にそう思います。

言葉が拙くてもお友達との関わりがとっても上手な子、言語表出が無くても人と関わる事が大好きで皆から愛されている子、沢山知っています。

確かに言葉でコミュニケーションが取れたら、それはもちろん良いですよね。でも生きていく上で大事な事は「言葉」以上に「人とどう関われるか」ではないのかなぁと、私個人は思うのです。

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