あんあんclass白石中央ルーム

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私達の取り組み

嫌なニュースが入ってきましたね・・・。裾野市の保育園で起きていた事に関して、同じ「子どもと関わる仕事」に就いている以上考えずにはいられない事だと感じています。

児童発達支援・放課後等デイサービスでは虐待防止の更なる推進のため運営基準が今年度の4月から少し変わりました。これまで「努力義務」であったもの等が「義務」となりました。

➀従業員への研修の実施

②虐待防止委員会の設置

③虐待防止等のための責任者の設置

➀と③に関してはこれまでも取り組んできましたし、②にかんしては前年度から立ち上げ、今年度も引き続き取り組んでいます。前年度と少し違うのは、この委員会に保育部も参入しているということです。今年の6月には保育園に出向き「不適切な保育の未然防止」についての研修も行いました。そしてその内容は子どもと関わる私達児童発達支援部にも通じるものがあると思い、各施設にも1部ずつ配布しました。

その他、毎月「ヒヤリハットの提出・確認」も行っています。これは、不適切な関わりを未然に防いだり早期発見・早期解決に繋げるためのものです。

また、白石中央では学生の実習の受け入れ等も積極的に行っています。今年度は中学生の職場体験・ボランティアさん・保育士を目指す学生・等の受け入れを行ってきました。色々な人の目に触れる・開かれた環境というのも虐待防止に繋がると考えるからです。

それでもやっぱり、自分達の対応・支援は本当に適切なんだろうか・ベストなんだろうかと自問自答する事が多々あります。自分達の物差しで考えていないだろうか、その子の目線・立場に立てているだろうか、特性に配慮出来ているだろうか・・・。

自分の気持ちをうまく言葉で表現する事が難しい子もいますので、笑ってはいたけど本当はどう思っていたのかな・・・と不安になる事はあります。心で泣いていなければ良いのですが・・・。

自施設のマイナスの面を晒すのは、やはり嫌なものです。恥ずかしいです。それでもやっぱり保護者さんに自分達の取り組みを知ってもらうことは安心に繋がることだと思いますので、紹介させて頂きますね。

このように「ヒヤリハット」は、その言葉の通り療育の中でヒヤッとしたりハッとしたことを記入しています。これを記入し皆で確認する事で大きな事故に繋がらないよう未然に防いでいきましょう、というものです。また怪我や事故だけではなく、不適切な対応に繋がる芽も摘んでいけたらと思っています。

今月のヒヤリハット報告書のまとめです。ある事業所で実際にみられた事例です。決して適切な対応とは言えませんが、正直に報告してくれたことが何よりです。この報告書は全施設・保育園の職員が確認します。自施設では起こっていないことでも、こういう事がある、という事を知るだけでも違いますよね。「自分も気を付けよう」という意識に繋がるのではないかと思います。

詳細はその事業所の人しかわからないので、明確な解決方法は記されていないのですが、この事業所の職員間で「この対応は不適切だったよね」と認識し改善ていく事が大事だと思います。先ずは認識する事。そして同じ過ちを繰り返さないこと、適切な対応方法を考えること、それが虐待に繋がる芽を摘んでいくことに繋がるのではないかなと思っています。

今年もあと数日となりました。大きな事故・怪我なく終える事ができるよう気を引き締めて過ごしていきたいと思います。

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