あんあんclass白石中央ルーム

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ST通信NO.7

今回のお話のテーマは「側音化構音」についてです。簡単に言うと「発音」でしょうか。

白石中央ルームでも「発音の不明瞭さが気になって・・・」と保護者の方から相談を受けて、この「側音化構音」を中心にセラピーを行っているお友達もいます。

この「側音化構音」に関しては、こればっかりは、やはり専門的な勉強を受けてきた言語聴覚士でなければ、対応できないなと思っています。安易に真似したり療育に取り入れる事は出来ないなと思っています。

大人でも発音が不明瞭の方はいますよね。でも職業によってはそれが持ち味だったりキャラクターだったりもするので、一概にマイナスのイメージを持つ事はないと思うのですが。その部分を嘲笑ったり、バカにしたように真似するのは、見ていても不快ですよね。

良くも悪くも「TVの影響」というのは大きいですので、まだ理解の浅い子ども達がそのような番組を見てダイレクトに受け止めて、それを「面白い事」と認識して友達にもやってしまう、というような構図だけは避けたいですよね。

少し話は逸れますが、以前とある幼稚園にクラスの子をお迎えに行った時に階段で上から降りてきた子と下から上がっていた子がぶつかって、上がっていた子が転びそうになった時、降りてきた子達はその子に向かって「自己責任」と言い放っていました・・・。

「自己責任」ではないですよね。でも丁度その頃、TVでその言葉が流行っていて、若い子達もよくその言葉を使っていたので、その流行に乗っかって使ったのだとは思うのですが。とても不快な気持ちになりました。子どもが悪い訳ではないのですが、その言葉の意味や使い方を正しく説明してあげなければ間違ったまま使い、その結果他者を傷付けてしまう事もあるかもしれないんだなぁと思いました。

子どもが真新しい言葉に興味を持つのは凄く良い事ですし、子どもなりにその言葉の意味を考えて使ったのだと思いますが、だからこそ気を付けてみていかなければいけない所でもあるかなと。

私も低学年の時に「いてもいなくても一緒だからいいよ」と友達に言った事があり(バレーボールで遊んでいた際に、バレーが苦手だった子に対して)。本当に悪気はなかったのですが、最低ですよね・・・。

その事が先生や親の耳に入り、めちゃくちゃ叱られたのですが。その時までそれが相手を傷付ける言葉だとはあまり考えていなかったんですね。なので、その話を聞いて本当に反省しました。(反省というかショック、そんな傷付ける言葉を言っていたんだという気持ちも大きかったです。後に後悔)

保護者の皆さんも今一度子どもが見ているTVや、使う言葉に(ちゃんと理解して使っているかな)聞き耳を立ててみて下さいね。

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