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大事な事

去年の3月に卒業したお友達の保護者さんからお手紙を頂きました~✨今年2年生になったR君の最近の様子が書かれていたのですが、色々な事が出来るようになっていて、もう嬉しくて嬉しくて😂危なく涙腺崩壊する所でした(;’∀’)

クラスに通っていた時は言語表出がなかったR君ですが、今はいくつか単語も出ているようで、その声も聞いてみたかった・・・もう少し一緒に居られたら・・・と思ってしまいました。

日常の中では家事手伝いで出来る事がグンと増えたようで、掃除機から洗い物、出かける前の片付け片付けまで(TVのスイッチを切る等)!!しかも、教えた事は1つもないそうです!凄いですね~✨生きていく力が今の内から養われているなんて!

そんな話をウチのSTと話していたら、ST会のレジェンド中川信子先生のステキな一文を紹介してくれました。

言葉は大事です。言葉が出ないと心配なのも分かります。でも、言葉さえ上手に話す事が出来るようになったらそれで良いのでしょうか?言語訓練終了(卒業)そこがゴールですか?

言葉の面で躓きがあって、日常生活では困らない程度にお話が出来ているお子さんでも、保護者の方から「言語訓練の回数を増やして欲しい」と言われる事は多々あります。その都度、言葉だけではない事はやんわり伝えてきたつもりではあります。もちろん、ウチのSTにも相談をして決めてはいますが。STを前にこんな事言うのは失礼だけど、と前置きしつつ「言葉だけじゃないよね」「言葉より大事な事もあるよね」「この子に今必要なのは、マンツ―マンで行うセラピーじゃなくて、対友達、コミュニケーションだよね」と話し合う事は本当に多々あります。

話は少し逸れますが、

少し前に、大人になってから発達障がいが判明した50代後半の男性の記事を見ました。上司や周囲の人に叱責される事が多く人間関係も上手く築く事が出来なくて、定年間近で会社をクビになったその男性は、発達障がいである事が分かり、言葉で説明する事に躓きがある事を医師から説明されたそうです。その男性はそこに躓きがあったから上手くいかなかったと思ったようなのですが、本当にそれが全てなのかな・・・と私は疑問に思いました。それはきっかけではあると思うけど、そこをカバーするコミュニケーション能力の欠如が問題なのでは・・・?と。

コミュニケーション=言葉、ではないと思うんですよね。それは、ここに通う子ども達を見て痛感したのですが。上手にお話し出来ていても上手にコミュニケーションが取れない子は沢山います。でも生きていく上で大事なのは人とどう関わっていくか、だと思うんですよね。

本当に難しいですよね。対人関係・人間関係って。それは、障がいが有る無しに関わらず難しい問題ですもの。永遠の課題でもあるかなと思うのですが・・・。

皆さんはどう思われますかね?

ちょっと重い話になってしまいましたが💦

こうやって、卒業したお子さん・保護者さんからのお手紙、本当に嬉しいです!めちゃくちゃ嬉しいです!

こちらこそ、4年間関わらせて頂いて、嬉しい事も悩んだ事も沢山ありましたが、沢山の成長の喜びをお父さんお母さんと共有させて頂いて、本当にありがとうございました!!!

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