あんあんclass白石中央ルーム

あんあんclass白石中央ルーム
ブログ

年長さんの取り組み

来年小学校入学を迎える年長さんメンバーでちょっとしたお勉強時間を設けています。

2~3人程度の小集団での個別時間。今回はプリントを使って取り組みました。

視覚が強みのR君。何をやるべきかの理解はあるものの、情報量が多すぎて混乱してしまった為、一段ずつ取り組むと(下の問題を紙で隠して)とってもスムーズに回答する事が出来ました。まだ指先の力が弱い為、数字や文字の理解はありますが書字となると苦手意識もある様子で先生が手を添えながら書いています。今後は指先の強化をはかるような活動も一緒に取り組んでいく事が大事になってきそうです。「お勉強頑張りました~」とプリントを見せに来てくれたので、どんな事をやったのか聞くと、とっても上手に説明する事が出来ていました✨物事を上手に伝える(説明する)力もグンと伸びています✨

お家でも毎日お勉強を頑張っているというO君。(ゲームをやる時の条件?お約束のようです)「お勉強しよう」と声を掛けると「えぇ~」とちょっぴり嫌そうなお返事でしたが(笑)お家でやっているだけあってとってもスムーズでした。そんなO君も少し前までは指先を使うような活動があまり得意ではなかったのですが、今ではすっかり筆圧も安定してきました。

理解面で群を抜くのはR君。強さと優しさを兼ね備えたアンパンマンのようなR君。ごっこ遊びやとにかく身体を動かして遊ぶ事が大好きなR君は、以前は絵本の時間がちょっぴり苦手でした。そんな事もあって、じっくり何かに向き合うのはあまり得意ではない様子(スピード感が大事というか。逆に言うと直ぐに答えを出すような、パッパッと答えるようなものは得意なんですよね)プリントを見て「えぇ~わかんない!」となったものの一つ一つ確認していくと直ぐに理解して解く事が出来ていました。

と、こんなようにですね、子どもによって得意不得意は様々です。様々ですが、ちょっとしたヒントややり方・コツ等を伝えていく事で出来る事は増えていくのではないでしょうか。得意不得意はあっても小学校に入学したらよーいドンでみんなで同じ課題をこなさなければなりません。そんな時に自分の強みややり方を知っていれば気持ち的にも余裕が出来るのではないかな、と思うのです。

今は「インクルーシブ教育」が注目され「合理的配慮」なんかも求められていますよね。本当に実現したらなんて素晴らしいのだろうと思います。が、まだまだ課題は山積みではないかと・・・。

「合理的配慮」してもらえたらどんなにか過ごしやすくなる事でしょう。ですがそこにばかり頼らず、今から伸ばせるところはしっかり伸ばして、その子のもつ強みを沢山見つけて、出来る事を一つでも増やしていけるよう今から取り組んでいきたいと思います!

新着一覧へ >

.