あんあんclass白石中央ルーム

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涙・涙のミーティング

今日はちょっとだけ先生達の話をさせて下さい。

今年度の白石中央ルームのルーム目標は「予測 見極め 実行力 ~一人一人が誰かにとっての大切な存在である事を忘れず、尊重しあえるルームに!~ 」と決まりました。前年度は私発信で進めた目標設定ですが、今年度は私以外の職員全員で考えて話し合って決めました。素晴らしいですね。誇らしく思います。

これに関連して、ノースカロライナ大学教授でTEACCHプログラム2代目総責任者を務めたゲーリー・メジホフ氏は自閉症支援で最も大切なことは自閉症を正しく理解することだと話しています。そしてTEACCHスタッフが大切にしているコアバリューとは「正しく理解しており、常に最高を目指し、必要なことを実践し、協力や協働をし他の人たちや状況を常に肯定的に見る事」だそうです。コアバリューとは核となる価値観を指します。メジホフ氏が言うように、自閉症の子に関わらず最も大切な事は「正しく理解する事」=いかに正確なアセスメントがとれるのかになってくるのではないかと考えます。白石中央ルームの職員は発達障がいに関する知識は浅いまま入社した職員が殆どです。ですが、この1年で子ども達を通して経験から沢山の事を学び理解に繋げる事が出来ました。その経験を活かし今年度はもう1歩踏み込み、また基本でもある「見極める力」を意識して取り組んでいきたいと思います。

というような事をグループ全体会議の際には発表しました。

去年1年で手応えを感じ、今年も頑張るぞ!と意気揚々と迎えた4月。通し療育が始まる事もあり事前に色々作戦会議は開いていたものの・・・。見事な返り討ちに・・・(-_-;)この4週間、なんとか怪我人だけは出さないようやり過ごす事で精一杯で、何が正解なんだろう・どうしたらスムーズにまわるのか話し合いの日々でした。

施設長である私からすると、とっても厳しい言い方ですが「療育の質を下げるな。出来ないじゃなくてやって。出来るようにして。自分達で考えて」というような内容の事を職員に告げました。

そして今日話し合いが開かれました。4月に入り、昨日が久しぶりの勤務だったA先生、「あまりにも子ども達の勢いが凄くて、どうにかしたいけどどうする事もできなかった。これじゃあ何の為に来ているのか、これが療育と言えるのか、子ども達に凄く申し訳ない気持ちになった」と涙が溢れ・・・。皆で泣くという。(密かに私ももらい泣き)みんな同じ気持ちだったんですね。こんな風に真剣に子ども達の事を考えられる仲間で本当に良かったと心から思いました。そして、もう一度職員の動きややるべき事・流れ等を再検討し、これまでとは少し流れを変えて取り組んでみる事となりました。

今日は午後から15名のお友達が利用しましたが、職員全員が今日確認した事を意識して取り組んでいた事もあり、とても落ち着いて過ごす事が出来ていたのではないかと思います。一人一人が意識する事でこんなにも変わるんだと実感しました。課題はまだまだありますが、これからもより良い療育を提供できるよう職員全員で取り組んでいきたいと思います!

↓白石ではこのように待機する事を「りさスタイル」と呼びます。(以前白石で勤務していたりさ先生は常にこのスタイルでしたので、そこから命名)これは、子どもに何かあった時に直ぐに動けるようにする為の待機の仕方です。べったり座っていては動けませんからね。見栄えが悪いなんていう人もいるようですが、見栄えより子どもの安全最優先ですので、ご了承下さいね。

保護者の皆様、子ども達の口から聞かれるのは「R先生」が圧倒的に多いかと思いますが、(確かにR先生を好きな子ども達の気持ちは十分に分かります)白石中央ルームは、とっても魅力的な先生がたっくさんいますので、いずれ子ども達の口から他の職員の名前が出た時には是非教えて頂きたいです!

また、そうなるようしっかり信頼関係を築くよう職員には伝えています。

「〇〇先生好き!」「〇〇先生がいい!」その言葉が私達の最高の誉め言葉でモチベーションに繋がりますので。

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