ST通信 NO.9
耳が痛い話しだなぁ・・・なんて思った方はいませんか?言われてみれば「なるほど」だと思うのですが、けっこう悪気無くそれが良しと思って言っていた事ではないでしょうか?私も様々な場面でこのような状況に出くわした事がありますし、なんなら私も自分の子どもにはこう言ってましたし、私の祖母も同じような事を言っていました💦
でも、その当時は気付かなかったんですよね~。前には話したかもしれませんが、私の子どもが2歳位の時に母と一緒に病院に行く事があって、子どもが廊下を走ってしまったんですよね。その時母が咄嗟に「あの怖いおじさんに怒られるからやめなさい」って言ったんです。その時ハッとして、それはダメよお母さんと思ったんです。2歳なら、まだ言葉で説明しても理解が難しいかもしれません。でも、「誰かに怒られるから走ったらダメ」は、それこそダメですよね。小さくても、病院は静かにするところ・走ったら✖(歩くところ)という事位は小さい内から伝え続けていく事が大事じゃないかと思うんです。そして子どもの発達段階をみながら、どうしてそうしなければならないのか、そうするとどうなってしまうのか、等について説明していく必要がありますよね。お父さんお母さんからこういうお話を聞いているお友達は「どうして病院の中で大きな声を出したり走ったらダメなんですか?」という問いに対して「怒られるから」ではなく「病気の人がいるから」「走ってぶつかったら(相手の人が)転んで怪我をしちゃうから」と答える事が出来るのです。子どもは成長すると共に勝手に理解するようになるわけではありません。大人が話して、それを行動で示して、それを聞いて・見て、真似して、上手に出来た時には褒められて(静かに出来て偉かったね、等)そこでやっと「これが正しい行動なんだ」と理解していくのだと思います。
いや~でも大人って矛盾してるなぁと思う事って結構ありません?去年の話しなのですが、小児科の待合室で「マスクを外そう」動画が流れていて、内容としては、大人は飲みに言ったり・お偉いさんが会食なんかしているのに、どうして子どもは黙食を強いられ給食中も黙って食べなきゃいけないの?体育の時もマスクをしなきゃいけないの?お友達とおしゃべりしちゃいけないの?どうして大人は良くて、子どもはダメなの?みたいな事を訴える動画でした。もう切なくて・・・。本当だよね・・・と思いながら見ていました。
食事に関しても、大人は「好き嫌いせず何でも食べなさい。残さず食べなさい。」って言うじゃないですか。でも、本当に好き嫌いせず残さず食べてます?私達大人だって食欲のない時や、これだけは食べれない!無理!ってものがあったり、最後の一口が入らないって時だってあるじゃないですか。
子どもはちゃぁ~んと見てますよ~。
なので、「大人はズルい」「大人ばっかり」と思われないよう、子ども達の前ではいつでもカッコイイ大人の姿・正しい大人の姿を示していかないといけないなぁと思うのです。(これがなかなか難しいのですが、頑張ります💦)