あんあんclass白石中央ルーム

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オーダーメイド教材

うちのSTが言いました。「養育はオーダーメイド」

格好つけてますね~(笑)

いやでも、本当にそう思います。障がい名は一緒でも支援方法まで全く一緒という事はないんですよね。ベースは一緒でも細かく見ていくと一人ひとり違うのは当たり前ですよね。性別も趣味も興味も違うんですから。100人いたら100通りの支援方法があるとはよく言ったものです。

classで過ごす中で、どうしてもグレーな時間・自由な時間が苦手というお友達がいます。そのような子にとっては、きっちりスケジュール(やるべき事)が決まっていたほうが過ごしやすかったりします。(見通しも立ちやすいので)みんなでブロック・粘土・お絵かき、なんかよりも一人でパズルや型は目めなんかをやっていた方が落ち着く、というお友達もいます。そんな時、どんな教材なら楽しんで取り組んで貰えるかなぁと考えます。マッチング課題にしても分類分け課題にしても、何にしても、やっぱりその子の好きなキャラクターだったりすると食い付きが違ってくるんですよね。

そんな事もあって、新しく教材を作りました。

木の洗濯バサミは幅広で平たくて滑らないのでつまみやすいみたいです。視覚が強いT君は説明をしなくても見ただけで何を求められているのか理解したようで、直ぐに取り組み始めました。

一通り終えたところで、教材のバスを手に取り嬉しそうに眺めていました( *´艸`)

👇こちらは子ども達の好きなお寿司のジェンガ。ですが、これもマッチング教材にしてみました。

「マグロとえび下さい」でお皿を出して、そこに乗せてもらう。(1貫から4貫バージョンまで作りました)小さいお友達でもこの使い方だと楽しめそうですよね🎵

👇こちらは園外持ち運び用のコミュニケーションカード。

T君はまだ言葉を少ししか話しません。でも人と関わる事が大好きで、最近はよく共感を求めてくる事が多くなってきました。自分が好きなピンクのバスを指さして先生の方を見てアピール。そこで先生が「かわいいね。ピンクのバスかわいいね」と言うとニコッとして満足気の表情を浮かべる。お寿司の玩具を先生に食べさせようとしながら、自分のほっぺを指さしアピール。そこで「おいしいね」と先生が言うとニコッ☺そんなやり取りを繰り返している内に、T君も「おいしい」と言葉で表現する事が出来るようになってきたんです!!!

これには、R先生もビックリで(たぶん半泣きしたと思う)奇跡の瞬間にでも立ち会ったかのような様子で私に教えてくれました。嬉しいですよね~。嬉しんですよ。

私も随分前に同じような経験しましたが、嬉しいんですよね~ほんと。「クララが立った」くらい本当に嬉しいんです。

私達に出来る事は何なのか、その子の強みを最大限に引き出してあげられるよう、まだまだ考えていかなければです✊

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