何度も泣かされた夏
先日クラスでのお祭りがあったわけですが、お祭りが開催されるまでの1週間前ちょっと先生が涙しちゃうことがありました。
今年年長のTくんはあんあん利用したての頃、初めてクラスのお祭りに参加した時にヨーヨーと金魚のおもちゃが入ってるミニプールに入ってしまうことがありました。
その時はまだ今よりも年齢が幼く、視覚支援も本格的にはしておらず、Tくん自身も言葉の理解はこれから、、といったところだったわけです。
今より幼かったTくんの中ではプール=水遊び!というイメージがあったんですよね。大人に入ることを止められて「なんで?!どうして入ったらダメなの?」と言わんばかりに泣いていた顔を今でも忘れられません。
あの時の夏祭りは楽しさもありましたが、Tくんと保護者様に苦い思い出とさせてしまったことが何よりも苦しくてたまりませんでした。
せっかく楽しめる夏祭りが嫌な思い出になってしまったんじゃないかなと。
今年は年長さんにとって、
Tくんにとっても最後の夏祭り。
どうにか親子で楽しんで参加してほしくて、
今Tくんがどのようにクラスで過ごしてるのか、視覚的にルールを伝えること、実際にお祭りに見立てて自由遊びの中でこういう風に遊ぶんだよと伝えたり、お祭りの日はこんな感じだよと去年の写真を見せたり、もし飽きてしまってもキッズルームを設けていること等、ちょっと保護者様からしたらプレッシャーに感じさせてしまったかもしれませんが、楽しめる工夫をこんな風にするので!と保護者様にお話しさせていただきました🙇(上記をTくんにも実際行いました。)
お父さん、お母さんを悩ませたり、心配をかけてしまう部分も多かったかなと思いますが
お祭りの出欠表には「参加します」に丸がついていて、もうこの丸を見ただけで嬉しくて、I先生にも「丸がついてる!参加するって返ってきました!!!😭」とパタパタとご報告。笑
どうか楽しい夏祭りを過ごしてほしいと
胸が熱くなってしまうほどだったのです。
お祭り前に遊び方やルールの練習をしようと
「Tくん、今日はヨーヨー釣りやるよ。」と言うと
「どういうやつー?」と返されました。
今までこちらの言ったことをそのまま返したり
自分がよく使う言葉の使用が多かったTくんが
自ら話題を展開させるような一文を言った時は
感動して、涙が溢れてしまいました。
お祭り当日。
こちらの心配などよそに
最後まで楽しむTくんの様子を見た時
なんとも言えない感情になりました。
ただ、ただ涙が溢れるばかりです。
Tくんの隣にいるお母さんの表情を見て
楽しんでるTくんを見て泣かずには
いられませんでした。
あの時心配でたまらなかったことが
年長になってここまで出来ることが増えて
お話も少しずつできるようになって
自分の意思を大人に伝えられるようになって
お金や物では得られない何かをたくさん与えてもらった気分でした。
当日一緒に来てくれたお母さんも
「お祭り中の出来事一つ一つに感動した」
と仰っていて職員一同本当に嬉しかったです🥲
今年の夏もまた一つ物語を見せてもらったなあとしみじみ、、、なんてしてる暇ないようで
今年もあと4ヶ月ですよ!!!!
子供達の成長に置いていかれないように先生たちも頑張っちゃうからねーーーー!!!