生きた言葉
昨日の言語セラピーの様子です。
『ショップキンズ』という、食べ物や日用品に模した小さな人形を使っていると、Tくんがリップクリームの人形を食べる真似をしました。
「Tちゃんそれ、食べ物じゃないよ。リップクリームって言うの。先生も持ってるよ。」と、実物のリップクリームを見せました。
「こうやって使うの。塗り塗り。」と、使って見せると、「ぬりぬり?」と興味深そうに見るTくん。
そして「こうなの?」と、リップクリームのお人形を口に塗る真似をしました。
絵カードを見せて「これはリップクリームです」と教えるよりも、遥かに興味を持って経験できたように思います。
絵カードを使って教えるのは、見た目がお勉強ちっくですから、大人から見ると満足度が高いかも知れません。
しかし、自分に置き換えて考えてみてください。
これは私個人の経験ですが、学校で習う英語は『難しい』し『眠い』という感想だったのに、大好きなビートルズの曲の中で経験する英語は、とても『わかりやすく』『心地よかった』のです。
遊びの中で言葉を経験することは、一見して遠回りに見えるかも知れません。
でも実は、『生きた言葉』として子供たちに響いています。
是非、どんどん遊んであげてくださいね😉