
思い思われること
最近、こどもの心理学という分野の研修を数回受講しました。
気持ちに寄り添うというのはなんとも難しいものですね。寄り添ってるつもりでもそう出来ていないのではないかと毎日振り返っては反省する日々です。
これから書く内容は研修を受けて感じたことをこのブログを見てくださる親御さん達に心から伝えたいと感じたR先生の密かな想いです。
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【発達障がいという枠にとらわれずに、
子どもを見るということ】
児童福祉の分野でお仕事をしていると
「この子は発達障がいでしょうか?」
「うちの子、他の子と違う気がして…」
そんな声を耳にすることがあります。
もちろん “発達障がい” という言葉が
役に立つ場面もあります。
必要な支援につながったり、困りごとの理由がわかって、親御さんが少しホッとすることもあるでしょう。
でも、日々子どもたちと過ごしていると、
その言葉よりもずっと大事なことがあるな、と感じるのです。
【その子は“枠”より“ひとりの人”として生きている】
子どもたちは本当に、一人ひとり違います。
同じ診断名だったとしても
性格も、得意も、困りごとも違う。
そして診断がついていなくても
こだわりの強い子もいれば、感覚が敏感な子、
言葉がゆっくりな子、気持ちの切り替えが苦手な子…
その全部が、その子自身の“色”なのではないかなと思うのです。
ラベルだけでは説明しきれない「その子自身」が、ちゃんとそこにいる。
私たちはその部分を丁寧に見たいといつも思っています。
【子どもたちの困りごとの裏側には、
その子なりの“理由”があるはず】
例えば、うまく気持ちを切り替えられない子がいても、その裏には「予定が変わると不安になる」気持ちがあったり。
落ち着きがないように見えても、あれもこれも気になったり、何か思いついて動いていたり、身体がふわっと不安定に感じていたり、なんてこともあります。
「わがままだから」
「ちゃんとできないから」
そういう単純な話ではなくて
その子なりの理由があって、
その子なりのペースがある。
歩幅を合わせて同じ目線で立つことができたら
少しずつ目の前にいる子たちへの理解へと繋げることができるのではないかなと思うのです。
【“この子は何が苦しいのかな”と、一緒に考えられる関係でいたい】
発達障がいかどうかよりも、
私はいつも親御さんと同じ方向を見て、
「この子が今日、すこしでも楽に、笑って過ごせるには何が必要かな」とこれを一緒に考え続けたいと思っています。
診断名があってもなくても、
その子の育ちをゆっくり支えるのは、
結局は“人と人”との関わりなのではないかと思うからです。
枠に縛られず、
その子のありのままを見ること
発達障がいという言葉は、
その子を理解するための“地図”にはなるけれど、
その子の全部を決める“正解”ではありません。
親御さんが、
「うちの子はうちの子らしく育っていいんだ」
そう思えることが、子どもたちの何よりの力になります。
きっと、迷ったり、悩んだり、
時々泣きたくなる日もあると思います。
子どもたちも
毎日全力で成長しようとしていますが
大人だって毎日とーっても頑張っています。
そんな大人の姿を
子どもたちはいつも見ているはずです。
パパとママの毎日の頑張りや
自分を大切に思ってくれる想いも
きっと全部伝わっているはずです。
親からもらった愛情を見返りなしに
純粋すぎるくらいの愛で
子どもたちは周りへ返しています
どうか、発達障がいという枠にとらわれず
目の前にいる子どもたちを
沢山、沢山信じてほしいなと思います。
それは私たち指導員も同じです