あんあんclass白石中央ルーム

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助けて!を伝える

白石中央ルームの言語セラピーでは、子供が困っていても気付かないふりをすることが多くあります。

本当に困って困って困った時こそ…『やって〜!』が出てくるから。

言葉が出てこなくても、『やって!』『助けて!』の“合図”が出せるだけで世界が広がります。(合図→表情や視線・身振り・発声・言葉)

へー、こんな風にやれば良いんだ!と気付けるチャンスに繋がるし、1人静かにわからないまま置いてけぼりになってしまう事を防げます。

極端なことを言うと、“困った時に助けを求められる”のが言語訓練のひとつのゴールにも思うんです。

“この子は言葉がゆっくりだけれど、適切にヘルプサインが出せる”というのはかなり重要な評価ポイント。

はじめは「う〜!」で良いんです。

大人が察して「手伝って。」と代弁すれば良いんです。

そこから「う〜!できない〜!」になったら、「じゃあなんて言えば良いかな?」と促すんです。

そして「手伝って!」「やって!」が伝えられたら、すかさず手伝います。

伝える事で困り感から解放された経験を積んでもらうんです。

(もっとお兄さんお姉さんになったら、「できるよ!頑張れ!」になるのかも?)

困って困って困った時に『やって!』の合図が出せたK君。

かわいいからすぐに手を出したいけれど、そこをグッと我慢しました(笑)

これぞまさに、“可愛い子には旅をさせよ”ですね〜👏

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