あんあんclass白石中央ルーム

あんあんclass白石中央ルーム
ブログ

目には見えない心の変化

今日はYOSAKOIソーラン祭りの本番

5月から練習を始めたHくんのお話です。

最初は踊りを覚えることもみんなの前で踊ることもHくんにとっては容易ではありませんでした。

踊りの流れはなんとなく分かっていても、大きく体を動かしたり、人前で表現したりすることが難しく、なかなか自信を持つことができなかったのです。お母さんからは「幼稚園での発表会は棒立ちだったので」と聞いていたので大きな舞台、いつもと違う環境に不安を抱きやすいのかな、やっていけるかなと私たちも心配でなりませんでした。

みんなの前でやるのは苦手か聞くと「恥ずかしい。踊れない。」というので話し合った結果、まずは先生とマンツーマンでこっそり練習をスタートしました。

少しずつ踊れるようになり、できる部分が増えて少しずつ自信もついてきたように思えた頃。

次に待っていたのは別の壁でした。

毎週土曜日に40人規模で行う全体練習を行なっていました。いつもと違う練習場所、知らないルームの子達、知らない先生、何もかもがHくんには初めて。

たくさんの人の中に入ること。

みんなと同じ流れで動くこと。

Hくんにとっては、
踊りそのものよりも大きな挑戦だったのかもしれません。

最初の全体練習は参加することが難しく、先生にしがみつき、その手は緊張でカチカチでした。

その後の全体練習では

2回目は部分練習だけ参加

3回目は通し練習を1回やり切り、

最後の練習では、すべての通し練習と部分練習に参加することができました。

なぜHくんが踊れるようになったのか。

療育の現場では、「褒めることが大切」とよく言われます。

もちろん、それはとても大切なことで多分これを読んでるみなさんも重々承知のことかと思います。

ですが、子どもたちを見ていると、
どうやらそれだけではないように感じるのです。

例えば、「すごいねー!」と言われても反応が薄い子がいる一方で、

「今日は自分から輪の中に入れたね」

「最後まで頑張れたね」

「このポーズの手が本当にかっこよかったね!」

「前よりも鳴子を鳴らすのがすごく上手になった!お手本みたいだね」

そんな言葉をかけると照れくさそうにしながらも「さっきのはどうだった!」
「一番上手かったところどこだったと思う?!」
子どもたちからそんな言葉が溢れ出るのです。

それもキラキラの目で何を言われるのかなあ!
と期待する様子で。

「すごいね!」と
何が違うのでしょうか。

きっと子どもたちが嬉しいのは
褒められることだけではなく、

“自分を見てもらえていること”

なのだと思います。

今日、Hくんが本番のステージで堂々と踊りきった姿を見て、多くの人は

「上手だったね」

「かっこよかったね」

と感じたと思います。

もちろん、それも素敵なことです。

でも、私の中で心に残っているのは別の場面でした。

全体練習に入れなかった日。

部分練習だけ参加できた日。

通し練習を1回やり切れた日。

不安そうな表情で「もう一回練習する」と意気込んだ日

そして、昨日できなかったことが今日できて嬉しかった日。

私が見ていたのは、
踊りの上手さではなく、
その子の心の動きでした。

人は評価されると嬉しくなり

理解されると安心できるのではないかなと思うのです。

それは子どもたちも同じなのかもしれません。

「すごいね」よりも、

「頑張っていたのを知っているよ」

の方が心に残ることがあります。

今日ステージで踊っていたのは、
YOSAKOIだけではなく、

不安な気持ちと向き合いながら積み重ねてきた1か月そのものだったように思います。

子どもの成長は、急に大きく変わることではありません。

昨日より少し前に進めたこと。

勇気を出して一歩踏み出せたこと。

その積み重ねなのだと改めて感じました。

私たち大人はこれからも結果だけではなく、その子がそこに至るまでの過程を大切に見ていきたいと思います。

「すごいね」という言葉は案外
後に残りにくいのかもしれないけど

「先生は見ていてくれたんだ」

という安心感は、
きっと心のどこかに残り続けるのだと思います。

急な大雨の中、

足を運んでくださった保護者の皆様

ありがとうございました!

こどもたち本当に今日この日のために

3分48秒のよさこいのためにいろんなことを我慢して

いろんな自分を乗り越えて頑張ってきたんですよー!

沢山沢山、褒めてあげてくださいね✨

新着一覧へ >

.